
OdiaM 編集部
BPO・データ入力のプロフェッショナル
営業活動から受注した書類スキャニング案件。クライアント社長は文書管理に本当に困っていました。法律で定められた文書保管ルールと会社独自の保存方法を組み合わせ、独自アプリで包括的な文書管理ソリューションを提供しています。
2026年7月、OdiaMの営業担当が書類スキャニングの受注をいただきました。依頼いただいたのは中小企業の社長様で、社内に長年蓄積された大量の書類に「本当に困っている」とおっしゃっていました。
法律で決められた保管期間がある書類と、ない書類が混在し、どれをどれだけ保管すればよいのか判断できない状態。さらに社員の入れ替えが激しく、文書管理を担当していた人が退職してしまい、文書の所在すら把握できないケースも出ているとのことでした。
OdiaMは、スキャニングだけでなく、文書管理の現状整理からお手伝いできることをお伝えし、受注に至りました。
企業が扱うビジネス文書には、法律で保管期間が定められているものが多数あります。参考サイト「ContractS」がまとめているように、主な書類の保管期間は以下の通りです。
永久保存が推奨される書類:定款、株主名簿、社規、登記済証、重要な契約書、訴訟関係書類など。企業が存続する限り管理しておくべき根幹的文書です。
10年保存が義務付けられた書類:株主総会議事録、取締役会議事録、会計帳簿および事業に関する重要書類。会社法や商法に基づくものです。
7年保存が義務付けられた書類:取引に関する帳簿(現金出納帳、仕訳帳、買掛帳など)、取引証憑書類(請求書、契約書、見積書など)、源泉徴収簿。税務調査への対応を考慮した期間です。
5年・3年・2年・1年保存の書類:身元保証書、労働者名簿、賃金台帳(7年)、雇用保険関係書類など、人事・労務関係の書類が中心です。
保管ルールを守らないと、消費税の控除を認められない、青色申告が取り消されるなど、経営を圧迫するデメリットが生じるため、正確な管理は不可欠です。
今回のクライアントでは、法律の最低ラインだけではなく、会社独自の基準で文書管理を行いたいというご要望がありました。
例えば、請求書は7年の保管が法律で義務付けられていますが、クライアントは「重要な取引先の請求書は10年保管したい」「小額な雑費の領収書は5年で十分」といった、社内のリスク管理方針に基づく独自ルールを持っていました。
OdiaMは、法律で定められた保管期間をベースにしつつ、クライアントの社内ルールも併記した「保管期間マトリクス表」を作成しました。文書の種類ごとに、法的最低期間・社内推奨期間・廃棄可否を明記することで、社員が迷わず判断できる仕組みを構築しています。
また、同じ文書でも部門ごとに保存期間が異なるケースにも対応。例えば「営業部門は契約書を永久保存、一般事務部門は法定最低期間のみ」といった差異を、分類ルールに組み込みました。
スキャニング作業だけでなく、スキャン後の文書管理まで効率化するため、クライアント専用の独自アプリを開発しました。
文書分類エンジン:AIがスキャン画像を解析し、文書の種類を自動判別。「請求書」「契約書」「領収書」「見積書」などに分類後、定められた保管期間に基づいてフォルダへ振り分けます。
保管期限アラート機能:各文書に「保管開始日」と「保管期限日」を自動付与。期限が近づくとアプリ内でアラート通知され、廃棄のタイミングを逃しません。これにより、不要な書類がずっと残り続ける「ホコリ箱化」を防ぎます。
社内検索ダッシュボード:文書の種類、取引先名、金額、日付などで横断検索が可能。担当者が変わっても、誰でも必要な文書をすぐに見つけられます。
廃棄記録管理:シュレッダー廃棄した書類の記録を、いつ・誰が・何を・どのくらいの量を処分したか、アプリ上で管理。個人情報保護法やマイナンバー関連の書類に対して、漏洶防止の実績を残します。
今回の案件は、単なる「書類をスキャンしてデータ化する」という作業以上の価値を提供できたと考えています。
クライアントの社長様からは、「文書の整理だけでなく、法律のことまで教えてもらえて助かった。これで社内のルールも明確になった」とお声をいただきました。
OdiaMの書類スキャニングサービスは、スキャンの精度・速度はもちろんのこと、スキャン後の文書管理まで見据えたソリューション設計が強みです。各企業の業種や規模に合わせた保管ルールの構築、そしてそれを支える独自アプリ開発で、紙文書からの解放をトータルでサポートします。
文書管理でお困りの企業様は、ぜひOdiaMにご相談ください。法律に則った適切な保管ルールと、使いやすい管理アプリで、業務効率化とリスク対策を同時に実現します。