
OdiaM 編集部
BPO・データ入力のプロフェッショナル
2026年6月、書類スキャニングの大型案件を受注しました。クライアントの細かな要望に100%応えるため、独自アプリの開発に着手。本記事では、カスタム開発の取り組みとプロジェクトの進捗をご紹介します。
2026年6月、OdiaMは書類スキャニングの大型案件を受注しました。クライアントは長年蓄積された紙文書(約5万枚)のデジタル化を希望されており、単なるスキャンだけでなく、ファイル名の命名規則やフォルダ分類、メタデータの付与まで、細かな要件が盛り込まれたプロジェクトです。
書類スキャニングはOdiaMの主力サービスの一つですが、ここまで大規模かつ詳細な要件の案件は初めてでした。だからこそ、OdiaMの総合力が試されるチャンスでもあります。
今回のクライアントは建設業を営んでおり、保管している図面・契約書・見積書・工程表などの文書種類が多岐にわたります。標準的なスキャニングサービスでは対応しきれない、以下のような要望がありました。
(1) 文書の種類をAIが自動判別し、適切なフォルダに振り分ける機能。(2) 図面に記載された図番をOCRで読み取り、ファイル名に自動反映する機能。(3) 契約書の契約日・相手先名を抽出し、検索用メタデータとしてデータベースに登録する機能。(4) スキャン進捗をリアルタイムで確認できるクライアント専用ダッシュボード。
これらの要望を実現するには、既存のスキャニングサービスに加えて、クライアント専用のアプリケーション開発が必要だと判断しました。
OdiaMでは、クライアントの要望に完全に応えるため、以下の機能を備えた独自のスキャニング管理アプリを開発中です。
文書自動分類エンジン:AIによる画像認識とテキスト解析を組み合わせ、スキャンした文書を「図面」「契約書」「見積書」「工程表」「その他」に自動分類します。分類精度は現在テスト段階で95%を達成しています。
OCRメタデータ抽出機能:図面から図番を、契約書から契約日と相手先名を自動抽出し、ファイル名とメタデータに反映。手動でのファイル名付け作業をゼロにします。
クライアントダッシュボード:専用のWeb画面で、スキャンの進捗状況、処理済み文書のプレビュー、メタデータ検索が可能。クライアントはオフィスにいながらプロジェクト全体を把握できます。
アプリ開発は、クライアントとの密な連携のもとで進めています。開発プロセスは以下の3段階です。
第1段階(要件定義):クライアントの文書サンプルを実際にお預かりし、文書の種類や特徴を詳細に分析。分類ルールやメタデータ項目を決定しました。この段階で想定外だったのは、手書きの図面が全体の約20%を占めていたこと。手書き文字のOCR精度を高めるための追加対策が必要になりました。
第2段階(プロトタイプ開発):基本機能を実装したプロトタイプを作成し、クライアントに実際に操作していただきました。UIの改善要望や、検索機能の追加要望などをいただき、仕様に反映しています。
第3段階(本開発・テスト):現在はこの段階です。7月中の本稼働を目指して、最終的な調整とテストを進めています。
今回のプロジェクトは、OdiaMが単なる「BPO事業者」ではなく、「クライアントの課題をテクノロジーで解決するパートナー」であることを示す好例だと考えています。
標準サービスで対応できない場合は、クライアントの要望に合わせて独自のツールやアプリを開発する。この「カスタム開発力」こそが、OdiaMの大きな強みです。スキャニングのオペレーション品質に加えて、テクノロジーを活用したソリューション提案力で、これからもクライアントの期待を超えるサービスを提供してまいります。
書類のデジタル化でお困りの企業様は、ぜひOdiaMにご相談ください。標準サービスからフルカスタム開発まで、最適なソリューションをご提案します。